高品質な財布を作るための意識と工夫

先日、久しぶりにベトナムの財布工場の様子を見に行ってきました。

何やら見かけない塗料を使ってたので確認したところ、ベトナムの社員が

問屋街で見つけてきた皮革素材専用の塗料だったのですが、
ムラにならず、単一に素早く濡れるすこぶる秀逸な塗料でした。

普段は国産の材料や機械を中心に工場のラインを組んで作業していますが、
今回のように、良いモノであれば外国産のものでもドンドン採用していきます。

また我々は品質においても、一発OKがもらえるレベルを常に目指しています。

例え駄目出しが出たとしても、一発OKがもらえる改善を考え抜きます。

先日も、ある財布メーカーの担当者様から、皮の材料の厚みの保持や、

重ねあわせた一見目立たない切り目のコバ塗りの仕上がり具合、
念引きの入り具合、マチの厚みの保持、裏当ての仕上げ、
天ファスナーの引手の丸み、ファスナー逃がしの仕様、ステッチの精度等、
仕上がりの品質を褒めていただき、テンションが上がりました。

財布を愛し、財布のことを熟知しているお客様からの賛辞は、
この仕事をしていく上での、何よりの発火剤となっております。

今後とも、財布の1つひとつに魂込めて、作っていきたいと考えております。

 

東京とベトナムで、高品質な

財布・革小物を作る工場を経営している

伝統と高い技術の財布職人集団

 

有限会社ダイヒロ 

代表取締役 井戸啓晶